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プレスリリース

※2015年以前に発表された、プレスリリースの内容を掲載しています。

2015.12.02
カルピス社の腸内フローラ研究

「枯草菌*1C-3102株」の摂取により
機能性胃腸症の自覚症状が改善することを確認


プロバイオティクス(プラセボ対照試験)として日本初*2
第46回日本消化吸収学会総会(11月27日/東京)にて発表

カルピス株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:岸上克彦)発酵応用研究所は、カルピス社保有の微生物である「枯草菌 C-3102株」が、機能性胃腸症の自覚症状を改善することを、日本大学医学部消化器肝臓内科との共同研究により確認しました。この研究成果を2015年11月27日に開催された第46回日本消化吸収学会総会(東京)にて発表しました(筆頭発表者:日本大学医学部消化器肝臓内科 助教 菊池浩史氏)。機能性胃腸症に対するプロバイオティクスの効果がプラセボ対照試験で確認されたのは、日本では本研究が初めてです。


【背景・目的】
機能性胃腸症とは、内視鏡検査で異常がないにもかかわらず、胃の痛みや消化不良によるお腹の張りなどを感じる疾患で、近年、日本人の4人に1人が罹患しているといわれています。原因は明らかになっていませんが、胃の運動機能の低下や胃酸の出過ぎ、ピロリ菌感染、ストレスなど、諸説あります。根本的な治療方法は確立されておらず、多くは対症療法と、ストレス要因を取り除くことの両面から治療がおこなわれます。
「枯草菌 C-3102株」はカルピス社の長年の腸内フローラ*3研究から見出された微生物です。消化液への耐性が強く、摂取した菌の99%が腸に生きたまま届くことを人工腸管モデルの検討により確認*4しています。また、「枯草菌 C-3102株」の摂取により、腸内フローラを改善(ビフィズス菌が増加及び有害菌が減少)し、便秘症状が改善することを高齢者を対象としたヒト試験で明らかにしてきました*5
 機能性胃腸症と同様に、内視鏡検査では異常が無いにも関わらず、下痢や便秘、腹部不快感などを感じる過敏性腸症候群では腸内フローラの異常が関わっている可能性がかねてより示唆されていることから、過敏性腸症候群同様、機能性胃腸症においても、腸内フローラの異常が関わっている可能性が考えられます。そこで、「枯草菌 C-3102株」を摂取することで腸内フローラの改善を介して、機能性胃腸症の症状が改善されるのではと考え、その有効性を検証するために、機能性胃腸症患者を対象とするヒト試験を行いました。

【結果概要】

  • 1.「枯草菌 C-3102株」の摂取により、機能性胃腸症の主な自覚症状の一つである消化不良が改善しました。また、下痢の自覚症状も改善しました。
  • 2.「枯草菌 C-3102株」の摂取により、有用菌(炎症を抑制するとされる菌)が増加し、胃腸症状の悪化と関連している可能性がある2菌属が減少しました。

まとめ
本結果より、「枯草菌 C-3102株」が、炎症抑制に関わる腸内菌を増やすなど、腸内フローラの改善を介して、機能性胃腸症の症状を改善する可能性が示されました。カルピス社では、今後も腸内フローラの改善による健康の増進や疾病の予防を目指して、積極的に研究を進めてまいります。


「「枯草菌C-3102株」摂取による機能性胃腸症の自覚症状改善を確認」に関する詳細は、こちらをクリックするとPDF形式でダウンロードできます。


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