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プレスリリース

※2015年以前に発表された、プレスリリースの内容を掲載しています。

2006.05
花粉症および通年性アレルギー性鼻炎の症状緩和効果のある

ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株に
アトピー性皮膚炎の有効性を確認

-日本アレルギー学会春季大会(5/30)にて発表-

カルピス株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:石渡 總平)健康・機能性食品開発研究所では、当社保有のラクトバチルス・アシドフィルス L-92株を用いた発酵乳を継続飲用することによって、アトピー性皮膚炎の症状が緩和されることをヒト試験で確認し、明日の日本アレルギー学会で発表します。
 当社は、1997年より乳酸菌のアレルギー改善効果について研究を続けてきました。すでに、ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株では、花粉症ならびに通年性アレルギー性鼻炎の症状が緩和されることをヒト試験において確認しています。
    
 今回、アレルギーに対する有効性を探るために、小児アトピー性皮膚炎患児を対象とした症例研究を愛知学泉大学の鳥居新平教授らとの共同研究で実施しました。
 その結果、90%の症例に有効性が示され、症状スコア、症状・治療点数、および皮膚のかゆみについて、ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株発酵乳の飲用期間中に有意な低下が認められました。一方、腸内細菌叢の検索結果からは、有用菌であるLactobacillus(ラクトバチルス)の有意な増加と悪玉菌であるBacteroides(バクテロイデス)の有意な減少が見られました。


<アトピー性皮膚炎症例研究:症状・治療点数の改善、白血球数の減少、ならびに腸内フローラの改善>
4歳から15歳のアトピー性皮膚炎患児20例に対し、8週間にわたってラクトバチルス・アシドフィルス L-92株発酵乳を連日摂取させ、皮膚症状変化の観察、血液検査、糞便菌叢解析を実施しました。

 飲用した結果、皮膚症状とかゆみが有意に軽減されることが明らかとなりました(図1、2および3)。
血液分析の結果、血液中の白血球数の減少が認められました。これは、白血球の減少により、皮膚の炎症が抑えられていることにつながります。
これらの症状緩和の結果から、難治性のアトピー性皮膚炎に対しても、ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株の連続摂取が有用である可能性が強く示唆されました。


図1 有効症例の比率




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